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【フォワードヘッド】の原因とは??|福山市たいよう整骨院
こんにちは!
福山市手城町の健康工房たいよう整骨院です!
今回はフォワードヘッドの原因についてご説明していきたいと思います!!
近年、スマートフォンやパソコンなどの普及により多くの方が頭を傾けた状態で過ごすことが増えたことにより
年間約700〜1400時間、首にストレスがかかる生活を行っていると言われています。
その結果、頸部痛を訴えられる方が増加傾向となっています。
この頸部痛の原因の一つに、フォワードヘッドが挙げられます。
フォワードヘッドとは?
猫背の方で特に首の湾曲が減少した場合をストレートネックと言い、首が前に出た姿勢をフォワードヘッドと言います。
一般的に言われているストレートネックと同じ総称として扱われています。
どちらも猫背姿勢の悪化により認められるものと言われています。
正常とフォワードヘッド、ストレートネックの関節位置の違い
姿勢は遺伝的要素に加えて、環境・生活習慣・仕事・スポーツなどの後天的要素によって形成されます。
姿勢観察を行うときは、各関節に点を設け線で結びます。
正常な姿勢を横から見ると、耳たぶから直線的に肩関節、股関節、膝関節、足関節を通ります。
しかし、不良姿勢となると頭部が前方に突出してしまい、猫背姿勢などになってしまいます。
正常な湾曲を有しているが頭部が前方に位置することをフォワードヘッドと言います。
ストレートネックは、頚椎が比較的真っすぐな形をしている方の頸部をストレートネックと言います。
胸椎が比較的ストレートな若年者の頸椎が相対的にストレートになるため、若年者の頸椎は基本的にストレートネックです。

多くの方が混同せれていますが、ストレートネックとフォワードヘッドはあくまで総称が同じであって全くの別物です。
フォワードヘッドとストレートネックの違いは?
では、フォワードヘッドとストレートネックの違いは何なのか?
それは疾患として扱われるかです。
ストレートネックは生理的要因なことが多く、あくまで構造の話をしているだけであるためです。
しかし、頭部が体幹に対して前方に出てしまい、頸部痛を伴うフォワードヘッドは疾患として扱われます。
首や胸部周辺の筋肉のバランスが崩れやすい姿勢であるフォワードヘッドは様々な頸部周囲の不調の原因となります。
フォワードヘッドの原因・要因
①長時間の同じ姿勢での学習や作業
椅子に座ったり俯いたりした状態のまま学習すると首に大きな負担がかかります。
パソコン作業もモニターを覗き込むような姿勢になるので不良姿勢になりやすいです。
②高すぎる枕
高すぎる枕を使っていると頸椎が圧迫されて首や肩に大きな負担がかかってしまったり、周囲の筋肉が緊張状態となりやすくなります。
高い枕に慣れないように注意する必要があります。
③加齢・性別
頸部の筋力が低下していると、首の重力に負けてしまい姿勢が悪化しやすくなります。
また妊娠期でお腹や胸が大きい女性は、自然と身体の前が重くなり、不良姿勢になる可能性もあります。
フォワードヘッドの症状
①肩・首コリ
首周りの筋肉が緊張してしまうので、肩・首コリになりやすいです。
湿布や薬を服用しても不良姿勢が続くため、なかなか改善されにくく、首に大きな負担がかかります。
放置してしまうと頭痛に繋がる可能性もあります。
②頭痛など
首の後ろの筋肉が緊張すると口頭下神経(下記の図の青く示された場所)を圧迫することがあります。
これは筋肉と筋肉の間から出ている神経のため、圧迫されやすく、緊張性頭痛・目眩、吐き気などの症状が出てくることがあります。
③手や腕の痺れ
頸椎の下部に負担がかかると、手や腕の痺れといった症状が現れます。
悪化すると頸椎症性神経根症や頸椎椎間板ヘルニアを引き起こしてしまうケースがあります。
予防・対処法
フォワードヘッドとならないように理想的な環境設定が必要です。
①モニターを目線より40〜45度下にして、50cm以上離れる。
②腕は肘置きやデスクの上に置く。
③肘の角度は、90度以上にする。
④背中は背もたれに当て浅く座らない。
⑤足の裏は全体を床に着け、組まない。
日常生活での姿勢の意識がとても重要になります。
猫背姿勢での作業は、特に首に負担かかりやすくい姿勢になるので背筋が伸びた良い姿勢を心がけましょう。
ストレッチによる症状の軽減、予防法
ストレッチなどで症状の軽減、予防も大切になってきます。
自宅で行えるストレッチを3つご紹介いたします。
①大胸筋・小胸筋+上腕二頭筋のストレッチ
上腕二頭筋は、腕の前面にある筋肉です。
スマホやパソコンを使用する際、猫背になり、腕を常に身体より前に出していることが多いため、胸や腕をしっかり伸ばします。

① 腰幅で立ち両手を背中で組む
② 胸を開きながら、肘を伸ばして両手をできるだけ下ろす
③ 肩が上がらないように両手をあげる
④ 15~30秒キープ
②広背筋のストレッチ
広背筋は背中の筋肉の一つで、肩を内旋(巻き肩)させる働きがあります。
この筋肉が固くなると猫背の原因になります。

① 両腕を上げ、片方の手でもう片方の肘を頭の後ろで抱える
② 身体を横に倒す
③ 15~30秒キープ
④ 反対側も同様に行う
③斜角筋と僧帽筋のストレッチ
斜角筋は首の横に位置し、首を傾ける働きを伴い、僧帽筋は上部、中部、下部線維の3つに分かれています。
僧帽筋上部線維は肩をすくめる動作に、僧帽筋中部線維は肩甲骨を内側へ、僧帽筋下部線維は肩甲骨を下方へ動かす時に働きます。
ストレートネックになると斜角筋と僧帽筋上部線維が緊張し、僧帽筋中部線維や下部線維は働きにくくなります。

① 左手で右側頭部に手を当てる
② 手の重みだけを利用してゆっくり横に倒す
③ 15~30秒キープ
④ 左手で右側頭部やや後方を押さえ、左斜め前に倒す。右側のやや後方の筋肉をゆっくり伸ばす
⑤ 15~30秒キープ
⑥ 反対側も同様に行う
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【福山市、健康工房たいよう整骨院】
住所:〒721-0963広島県福山市南手城町3-6-1
電話:084-959-2093
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文責:この記事は宮原魁人が監修しています。