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症例報告 ☆メニエール病「メニエール発病後の耳閉感、耳鳴り、めまいがある症例」|福山市たいよう整骨院
症例報告シリーズ、今回のケースは「メニエール病」です。
メニエール病とは、日常生活に支障をきたすほどの回転性めまい(自分や周囲が動いたり回転したりしているような感覚)の発作が繰り返し起こり、変動のある低周波の難聴、耳鳴り、耳閉感を特徴とする病気です。
今回の患者様は高校2年生の冬に突然耳閉感とその後にめまいを感じ始めたそうです。その症状から病院へ行き、診察してもらったところメニエール病と診断されました。1,2ヵ月ほど症状に悩んだそうですが、投薬と陸上をして運動をすることによって改善していったそうです。
しかしその後も2年に1度くらいはメニエール病を患うことになり、秋に症状が現れやすく、調子が悪いときは主にめまいと耳閉感が現れるそうです。
そんなメニエール病の後遺症というような症状の患者様でしたが、しっかりと施術を行うと卒業できるくらいに改善していきましたので報告します。
興味がある方はぜひ参考にしてください。
問診(カウンセリング)
20代 男性
主訴
・自覚症状:めまい、耳鳴り(左)、耳閉感(左)、ふらつき、立ちくらみ、首こり肩こり、頭痛
・既往歴:特になし
施術
検査をもとに必要な施術を行っていきます
・AMCT
・クラニアル
・頚椎部リリース
経過
初回施術後に患者様にお身体の状態とどのように改善していくかを説明し、治療計画を立てました。
そして2回目、3回目はは4,5日後に来ていただき、その後1週間に1度程度施術を続けていきました。
治療経過として・・・
2回目 同様に。食事(特に腸内環境について)指導する。
3回目 同様に。電解質について指導する。
4回目 頭痛は少し軽減した。めまいはほとんどないが耳閉感が残存。
5回目 ストレッチングについて指導。
6回目 頭痛もかなり減ってきた。立ちくらみ等も少なくなり、残りは耳閉感。
7回目 耳閉感も軽減するが違和感がある。
8回目 ほぼほぼ耳閉感もなくなり良好。
やはり初回で改善するのは難しい疾患でしたが、頑張って通院していただき4回目から頭痛とめまいの軽減、6回目からは耳閉感のみになり卒業時は症状はなく、また症状が増悪したら早めに来ていただくようにお伝えしました。
まとめ
今回の症例は「メニエール病の後遺症」という形で施術をしていきました。
メニエール病の病気は3つに分けられます。①初期、②活動期、③慢性期です。
初期は耳の閉塞感や低音性難聴、耳鳴りです。初めはこれらの症状が出たりおさまったりしていますが、何度も繰り返し起こしているうちに、めまいの発作までも起きる状態です。
活動期はめまいなどの発作を繰り返しなど、非常に重い症状が現れます。多くの場合、活動期は2~3ヶ月になります。長いと1年ほど続く場合がありますが、その後は季節の変わり目など、数ヶ月に1度の症状の出現がみられることがあります。
慢性期は難聴や耳鳴り、耳閉感が残している状態です。もちろんこれにも個人差がありますが、例えめまいの発作が起こらなくなっていても、激しい発作がトラウマになっていて、外出がこわくなる人もいます。
ではこの中で健康工房たいよう整骨院が改善できるのはどれかをお話します。
整骨院で施術できるのは発作が無いとき
初期や慢性期の耳鳴り、耳閉感、めまいは健康工房たいよう整骨院で対応しています。しかし活動期の回転性めまいが強い時期というのは整骨院の施術ですぐに改善できるものではありません。
しかも、めまいが強い時期はまだ脳のどの部位が障害されているのかはわからない状態です。もしかすると脳梗塞など緊急で病院に行かないといけないものも隠れているかもしれません。したがって、めまいが強い時期は病院で精密検査をするべきです。
それ以外の初期や慢性期の状態、もしくは活動期であっても回転性めまい発作が無いときは健康工房たいよう整骨院で施術可能になっていますので安心してご来院ください。
健康工房たいよう整骨院ではどうやって改善していくのか
メニエール病の原因は内耳に正常に存在している液体の量が過剰になることで起こると考えられています。でもなぜそこに水分が溜まるのかはわかっていません。
健康工房たいよう整骨院ではそこを直接アプローチをして改善していくのではありません。背骨骨盤の矯正と頭蓋骨の調整を行って改善していきます。
因みに問題部位を直接手術する方法もあるそうです。
当院の背骨骨盤の矯正はサブラクゼーション(神経生理学的機能異常)を取り除くのを目的として行っています。
日常生活の癖など様々な原因で現れますが、このサブラクゼーションを放置しておくと痛み、可動域制限、内臓の健康、自律神経の乱れ、と様々な健康被害が出現します。このサブラクゼーションを取り除くことでメニエール病にも効果が現れます。
次に頭蓋骨の調整です。頭蓋骨の調整の一番の目的は脳脊髄液を還流させることです。脳脊脊髄液は脳と脊髄の中で常に流れており、脳脊髄の外からの衝撃と栄養を与える機能があります。
脳脊髄液を還流させることにより、自律神経の問題やストレス障害などの症状を軽減させることができます。
大きく分けてこの2つの方法を使いメニエール病を改善することができます。
終わりに
今回の患者様はメニエール病でも慢性期に位置する症状でした。一番のお悩みは左耳の耳閉感で、めまいそして頭痛と症状がありました。
メニエール病は季節の変わり目に強くなると言われていますが、この患者様も秋に症状が増悪するようです。
そんな患者様もしっかりと施術を行うと改善していきます。同じようなお悩みの方はぜひ我慢せずに一度福山市の健康工房たいよう整骨院にご相談お待ちしております。
最後にメニエール病の症状のまとめを載せておきますのでぜひ参考にしてください。
【福山市、健康工房たいよう整骨院】
住所:〒721-0963広島県福山市南手城町3-6-1
電話:084-959-2093
※平日20時、土曜日OK!
※駐車場10台完備、お車で安心してご来院いただけます!
※託児ルーム完備(平日の午前中のみ保育士在籍)
◆メニエール病でお困りの方はコチラ!⇒https://taiyo-seikotsu.net/
◆健康工房たいよう整骨院の口コミ⇒https://goo.gl/maps/rUrCmwtf14P7pqG37
文責:この記事は厚生労働省認可の国家資格である柔道整復師の奥野充喜が監修しています。